「素潜りスポット紹介」を利用する注意点と公開する意図
Hitoikiはシュノーケリングやスキンダイビングに最適な「素潜りスポット紹介」を公開しています。 この記事では、これらの情報を利用する注意点と、情報を公開する意図をまとめました。
「素潜りスポット紹介」を利用する注意点
これは大前提なんですが、Hitoikiの「素潜りスポット紹介」は、セルフで泳ぐ人達へ向けて作っているものです。
セルフで泳ぐと言うことは、インストラクターやガイドには頼らず自己責任で泳ぐということです。 セルフで泳ぐためには、最低でも「海況判断」と「自身の安全管理」ができないといけません。
そこでHitoikiでは、シュノーケラーやスキンダイバーのレベルを大まかに次の3つに分けています。
- 初級→海況判断や自身の安全管理ができる。
- 中級→新規開拓や仲間の安全管理ができる。
- 上級→冒険家や探険家
中級と上級については別のページにまとめるとして、ここでは初級について少し詳しく説明します。
まず海況判断ができるというのは、風向きや天気、気圧配置、海岸の地形、潮汐などの情報を基にして、エントリー&エキジットする場所や時間の計画を事前に立てられること。そして実際に現地の風や天気や海況を自分の目で見て、状況に応じて臨機応変に対応できるということです。
次に自身の安全管理ができると言うのは、マスクやフィンなどの装備を適切に使えることは当然として、それらの装備に問題が起こった場合でも問題なく対処できるスキルとメンタルがあること。そしてフロートや水分、連絡手段を携帯していることです。
Hitoikiの「素潜りスポット紹介」は、最低でもこれらの技術や装備を持った人に向けて書かれています。 これらの技術や装備が不足していると感じる場合は、セルフではなく、きちんとショップにお願いしてガイドさんやインストラクターさんに同伴してもらいましょう。
「素潜りスポット紹介」を公開する意図その①
まず何よりも、自分達が行ってみて感動した場所へは、ぜひみんなにも行ってみてもらいたいという想いがあるからです。 面白かった映画をみんなにオススメするのと近い感覚です。 なので「Hitoikiさんの記事を読んでどこどこに行ってみたよー!」っていう報告はとっても嬉しいです。
ただ、ニモの生息場所なんて公開したら乱獲されちゃうのでは!?という懸念を持つ方もいらっしゃると思います。 なのでクマノミのように乱獲されやすい生き物の場所はあえて曖昧に紹介していることもあります。 どうしても会いたい場合は、がんばって探し出すか、ガイドさんに連れて行ってもらいましょう。
またシュノーケリングスポットやスキンダビングスポットの情報を詳細に公開してしまうと、みんながショップを使わなくなってしまうのでは!?という懸念を持つ方もいらっしゃると思います。 ですがショップの価値は「案内」だけではなくて「安全管理」「スキルのアドバイス」「器材のレンタル」「写真や動画の撮影」「送迎」そして「楽しませること」など他にもたくさんあります。 つまり「案内」というのはショップが提供している価値のほんの一部なので、影響がゼロとは言いませんが極めて限定的だと考えています。
「素潜りスポット紹介」を公開する意図その②
2つめは、人脈や経済力に関わらず、もっとみんなが平等に情報へアクセスできるようにしたいという想いです。
どこに行けばウミガメに会えるのか?
どこに行けは面白いトンネルがあるのか?
そもそもどこからエントリーするのか?
こういう情報は、ショップや友達などの仲間内で共有されることが多く、お金や人脈がないとアクセスしにくいことがあります。 それが原因で、悲しい思いをしている人や、独りで無理をして危ない目にあう人もいると思います。
なので「素潜りスポット紹介」を通して、みんながもっと平等に情報へアクセスして、海を楽しめたら良いなと思っています。
「素潜りスポット紹介」を公開する意図その③
3つめは、そのスポット特有の注意事項を知ってもらいたいという想いです。 注意事項には2種類あります。
ひとつめは安全管理に関わる注意事項です。
「ここは流れが強くなることがあるよ。」
「ここは干潮になるとエキジットしにくいよ。」
「ここから先は航路だよ。」
こういう注意事項を私たちが知っている限り書いています。
事前に知っていれば防げる事故もあると思います。
危険な場所は秘密にしておいた方が良いという考え方もあるかもしれませんが、Hitoikiの考えは逆です。
危険な場所は、そこにどういう危険があるのかをセットにして、もっとオープンにした方が安全性は高まると考えています。
今どきシークレットポイントとして公開したとしても、SNSや口コミで断片的な情報がどんどん拡散されます。
中途半端な情報が拡散するくらいならば、注意点もセットで1ヶ所にまとまっていた方が良いという考えです。
ふたつめは生き物の保全に関わる注意事項です。
「ここは浅瀬にサンゴがあるからふまないようにね。」
「ここは人馴れしたウミガメが居るけど触らないようにね。」
こういう注意事項を私たちが知っている限り書いています。
生き物の保全の観点から、生息場所を秘密にしておいた方が良いという考え方もあると思いますが、私たちの基本的な考え方は先ほどの安全管理の考え方と同じです。
もし「素潜りスポット紹介」を読んで「こんな注意事項もあるよ〜」と思った方は、よければ インスタ のDMで教えていただけると嬉しいです。 追記を検討したいと思います。
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