沖縄本島の人気シュノーケリングスポット&ダイビングスポット
ホーシュー/ホーシュー北/トライアングルホール/万座大洞窟
那覇空港から車で50分のところにある恩納村の人気シュノーケリング&ダイビングスポット「ホーシュー」を紹介します。 ホーシューのすぐ隣のポイント「ホーシュー北」と、そこから泳いで行ける(陸からは行けない)2つの鍾乳洞「トライアングルホール」と「万座大洞窟」も紹介します。
レベル | 中級(トライアングルホールは上級) |
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エントリー | 磯(ホーシュー北)、砂浜(ホーシュー) |
ベストな風向き | 南東 |
流れ | 強め |
水深 | 〜50m |
透明度 | 20〜30m |
駐車場 | なし |
更衣室 | なし |
シャワー | なし |
トイレ | なし |
見どころ | 鍾乳洞、サメ、トンネル、回遊魚 |
エントリー方法
ここから獣道を抜けていくと「トイレットボウル」と呼ばれるプールのような海岸が現れます。
岩場からエントリーするのが苦手な人は近くの砂浜からもエントリーできます。
ドロップオフ
リーフエッジはドロップオフになっていて、30〜50mまで一気に落ちています。 地形好きの人なら水面からこのダイナミックな地形を眺めるだけでも楽しめると思います。
この辺りには岬のような突き出た形の地形もあり、潮によっては非常に強い流れが発生します。
トンネル
この辺りには2階建てのトンネルがあります↓
上のトンネルは水深10mくらい、長さ5mくらいで、出口がハート型になっています↓
下のトンネルは水深20mくらいで、長さ10mくらいです↓
クレバスもあります↓
万座鍾乳洞
鍾乳洞が2つあります。 北側に入口がある鍾乳洞は「トライアングルホール」、南側に入口がある鍾乳洞は「万座大洞窟」と呼ばれています。 この2つは下の画像のような位置関係になっていて、青丸のところは青の洞窟のような半洞窟、黒丸のところは辺戸ドームのようなエアドームになっています。
トライアングルホール(万座ドーム)
エアドームが3つ三角形の形で並んでいるのでトライアングルホールと呼ばれています。 入口には下のような小さな半洞窟があります。
半洞窟の一番奥、水深5mくらいのところにトライアングルホールへの入口の水中トンネルがあります。
トンネルを5mくらい進むと1つめのエアドームがあります。
壁にも水中にも鍾乳石が見られます。
1つめのエアドームの広さは直径7m水深は3mくらいです。
1つめのドームの中からはかろうじて入口の明かりが見えるので、ライトが壊れた等の最悪の場合でも落ち着いて出口を目指しましょう。
※ここから先、2つめと3つめのエアドームは太陽の光が一切届かない完全な閉塞環境です。 ケーブダイビングの経験が無い人や、暗いところや狭いところが苦手な人は絶対に行かないようにしましょう。 ライトがなければ絶対に帰って来れないので、どうしても行く場合は必ず予備のライトも持って行きましょう。
1つめのエアドームの先には左右にさらに2つのトンネルがあり、別のエアドームにつながっています。 左のトンネルを5mくらい進むと2つめのエアドーム、右のトンネルを5mくらい進むと3つめのエアドームがあります。 ちなみに2つめのエアドームと3つめのエアドームはつながっていません。
左のエアドーム2は水深が浅めですが、面白い形の鍾乳石があります。
右のエアドーム3は水深が深めですが、先まで進むと水から上がれて、その先は結構奥の方まで歩いて行けます。
どのドームもよく見ると色んなところにエビがいるので、ぜひ探してみて下さい。
トライアングルホールはYouTubeのサブチャンネルで動画でも紹介しています。
万座大洞窟
万座大洞窟は真栄田岬の青の洞窟よりも何十倍も広い大きな半洞窟です。 広すぎて一番奥は真っ暗なので、奥まで行くには絶対にライトが必要です。
少し奥に入って入口を振り返ったところ↓
さらに奥まで進んで入口を振り返ったところ↓
この先はライトを使っても照らしきれないほど広いです。
一番奥まで行くと陸に上がれますが、真っ暗なのでライトが無いと何も見えません。
大型のサメ(カマストガリザメ)
カマストガリザメという、体長1.5m前後のメジロザメ系のサメが、釣り人のこぼれを狙ってぐるぐる周っています。 人に興味を持って寄って来ることがありますが、カメラを向けるとすぐ逃げてしまうので、写真を撮るのはなかなか難しいです。
マダラエイ(フライパン)
マダラエイ(通称フライパン)も住んでますが、深めのところに居ることが多いです。
回遊魚
ツムブリ、カンパチ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、イソマグロ、キハダマグロなど、アジ系やサバ系の回遊魚が周って来ます。
カスミチョウチョウウオ
ドロップオフに沿ってカスミチョウチョウウオが群れています。 カスミチョウチョウウオは流れが強いところに群れている魚なので、このエリアでは特に流れに注意しましょう。 たまたま潮止まりの時間帯で流れがなかったとしても、少し時間が経てば流れが強くなる可能性が高いです。
キンギョハナダイ
キンギョハナダイもよく群れています。
ハナゴイ
ハナゴイもよく群れています。
アマミスズメダイ
アマミスズメダイもよく群れています。
キビナゴ
春から夏にかけてはキビナゴがよく群れています。
カマス
秋にはカマスもよく群れています。
ウミガメ
ウミガメも居るには居ますが、お隣のアポガマと比べると、かなり少なめです。
サンゴとスズメダイ
リーフエッジは場所によってはサンゴがよく育っていて、キホシスズメダイやオキナワスズメダイ、シコクスズメダイなどが群れています。
万座毛
象の鼻のように見える人気観光スポット「万座毛」の下まで泳いで行くこともできます。 象の鼻を下から見てみたい人にはおすすめですが、水中には特に見どころはありません。
YouTube
注意事項
全体的に流れが強めなので、最悪の場合、流された先でエキジットすることになります。 そういった事態に冷静に対処できない人はエントリーしない方が良いと思います。
ドロップオフの先はすぐに水深30m以上まで落ちていて、物を落としても簡単には拾いには行けません。 カメラなどにはリーシュを付けておくことをおすすめします。
ボートやジェットが岸の近くまで入って来ることがあるので、轢かれないようにするためにも必ずフロート(ブイ)を携帯して泳ぎましょう。
釣り人も多いエリアなので、邪魔にならないように、そして釣り糸に引っかからないように気をつけて泳ぎましょう。
トライアングルホールへ行く場合は万全の準備をし、迷いがある場合は安易に行かないようにしましょう。