沖縄本島の人気シュノーケリングスポット&ダイビングスポット
真栄田岬(青の洞窟)/裏真栄田ビーチ
おそらく沖縄本島で一番有名なダイビングスポットです。
青の洞窟が有名で、たくさんの観光客で賑わっています。
公式サイト | maedamisaki.jp |
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レベル | 階段から洞窟までの岸沿いは初級、岬付近は上級、それ以外のエリアは中級。 |
エントリー | 長い階段の先にちょっとした岩場 |
ベストな風向き | 南 |
流れ | 岬付近は強い流れあり |
水深 | 青の洞窟へ行くだけなら最大でも7m程度。沖へ出ると30mを超える。 |
透明度 | 20m前後 |
駐車場 | あり(有料) |
更衣室 | あり |
シャワー | あり(有料) |
トイレ | あり |
エントリー方法
長い階段を降りてエントリーします。
広い階段ではないので、人がいるときは1列に並んで降りましょう。
狭いところでは登ってくる人を優先しましょう。
※階段以外にもエントリーできる場所はいくつもありますが、崖だったり、泳ぐ距離が長くなったりして危険なのでここでの紹介は控えます。
エントリーしたら、サンゴを傷つけないように、また他の人の邪魔にならないように、なるべく素早く右側の水深が深いところまで移動しましょう。
青の洞窟
真栄田岬で一番有名なのは青の洞窟です。
エントリーしたら崖に沿って右に150mくらい泳ぐと半洞窟が現れます。
洞窟に入ったらすぐ左に進んで振り返ってみましょう。
青が一番きれいに見えるところです。
潜ってみるとまた違う幻想的な青が見られます。
一番奥まで進むと、上からの光が射し込んでいてとっても幻想的です。
ライトが無くても見える明るさではありますが、暗所が苦手な人は無理せず引き返しましょう。
一番奥から入口を振り返るとハタンポの群れが良い感じにシルエットになって綺麗です。
餌付けされた魚達
洞窟の外には、ダイビング業者によって餌付けされた魚たちがいます。
餌付けについては賛否両論ありますが、事実としてここのお魚さん達は餌付けされています。
餌付けされているので、エサを持ていなくても寄ってきます。
一番寄ってくるのはロクセンスズメダイという6本線のお魚です。
オヤビッチャ、クマノミ、ベラなども懐いています。
昔はツバメウオの群れがいたんですが、最近はほぼ見なくなりました。
運が良ければウミガメにも会える
真栄田岬は他のシュノーケリングスポットと比べるとウミガメ遭遇率は低めです。
とはいえ、全く居ないわけではないので、運が良ければ会えることもあります。
ウミガメを追いかけるのに夢中になってしまうと、他のお客さんやダイビング船に衝突してしまうので気をつけましょう。
トンネルやクレバスも楽しめる
青の洞窟を通り過ぎて少し先まで行くと、トンネルやクレバスが増えてきます。
クレバスは狭めなので水着で通るときは気をつけましょう。
キビナゴの群れ
夏になるとキビナゴの群れが発生します。
小さいお魚ですが、たくさん居るので圧巻です。
晴れているとキラキラと輝いていて綺麗です。
ダイバーの泡
真栄田岬はスキューバダイバーもいっぱい居るので、泡で遊び放題です。
ただし夢中になって船と衝突しないように気をつけましょう。
岬のドロップオフは壮観
階段を降りて左側、つまり岬の方に進むと、だんだんとドロップオフが急激になってきます。
先端は一気に水深30mくらいまで落ちています。
少し沖へ出れば水深50mも超えてきますが、船が通るので崖から離れすぎないようにしましょう。
運が良いと大型のサメに出会えることもあります。
ただし、時期や時間帯によっては激流になるので細心の注意が必要です。
また、釣り人がいることがあるので、お互い迷惑にならないように気を使いましょう。
巨大クレバス
岬を周って反対側へ抜けると、大きなクレバスがあります。
幅は5メートル、深さは7メートル、長さは20メートルくらいです。
この辺りの地形はとてもダイナミックです。
緑の洞窟とミジュンの群れ
クレバスの根元には、入り口が4ヶ所くらいある水中洞窟があります。
緑色に濁っていることが多いので、勝手に緑の洞窟と呼んでいます。
この辺りは夏から秋にかけてはミジュンの群れが停滞しています。
体長10〜20センチのお魚で、追いかけて遊ぶと楽しいです。
裏真栄田ビーチ
岬の反対側のビーチは裏真栄田ビーチと呼ばれています。
このビーチへは農道を通って直接降りて行くこともできます。
真栄田岬の階段が赤旗で閉鎖されている時はこちらのビーチが賑わいます。
浅瀬でソラスズメダイやリュウキュウスズメダイなどが楽しめます。
こちらのビーチのお魚さんも餌付けされているので、チョウチョウウオなどが人に寄ってきます。
ただし、ここは引き潮のタイミングで強めの離岸流が発生するので気をつけましょう。
真栄田岬で撮影したHitoiki作品
早朝の人が少ない時間帯を狙って何日も通い詰めて撮影した作品です。
注意事項
真栄田岬は、普通の海水浴場のようにブイやロープで囲まれているわけでもなければ、監視員が見守ってくれているわけでもありません。
海水浴場のように見えますが、すべては自己責任です。
一般の人が真栄田岬の階段から自由にエントリーできるのは駐車場の出入口の旗が青旗のときだけです。
黄旗の時はインストラクター同伴でないとエントリーできません。
赤旗の時は階段が封鎖されます。
旗の色は真栄田岬の公式サイトからも確認することができます。
また真栄田岬はダイビング船が非常に多い場所なので、なるべく岸の近くで泳ぐようにしましょう。
船から認識されやすいようにダイビングフロート(ブイ)を持って泳いだ方が安全です。
そして岬の先端付近は釣り人も多いので、お互い迷惑にならないように気をつけましょう。